イカはいかが闘病記

脳出血で倒れたオジサンの闘病記です

イブは柔剣道場で

今日はクリスマスイブ。

 

息子は学校で補講と部活、娘も学校と部活、私も仕事。夜は娘の剣道の稽古が中学の柔剣道場であるので明日みんなで食事をすることに。

 

娘を学校に送り届けた後明日の買い出し。

 

スーパーではトナカイの着ぐるみを来た店員さんがお惣菜を売っていり、クリスマスケーキが売られている。

 

年々時が経つのがあっという間になってきているが、今年はいつも以上に夏から気がつくと冬になっていた。

その間にはハロウィンや息子、娘の誕生日があったのに。主人の事でいっぱいいっぱいで季節を感じ取れなかった。

 

息子も家にいたので久々の夜練に一緒に行った。

娘の送迎には来ていたが、私も柔剣道場に入るのは数ヶ月ぶりだ。

 

今年最後の稽古なので掃除をする。

 

掃除の間、先生のところに息子と行き主人の状況を説明。

清掃後に並んで座っていると、先生から話しをする機会をもらったので皆さんの前で主人の状況をお話しさせてもらう。

 

話しているうちに、やっぱり気持ちがあの時に戻ってしまい泣いてしまう。

 

娘の方をみるとやはり泣いている。息子はじっと前を前を見ていた。

その姿をみると、ますます泣けてしまい、話しをまとめられなかった。

 

その後先生からお話があった後、「ではこちらからお子さんやみんなに言いたいこと、伝えたいことを言っていって下さい」と。私の順番になったので「先程話したから飛ばそか」と先生から言われた「話します」と。

「息子と娘には色んな辛い事を経験し厳しいけど、あなたたちは他の人より先に大人にならなければならない。この今の生活を受け入れて頑張りなさい」と。

 

「そして皆さんには後悔しない生き方をしてほしい。私が主人のところに駆けつけた時、私と子供達は喧嘩をしていた。夜も遅いし、そんな大したことないと思っていたし、喧嘩もしていたので子供達を置いて病院に来てしまった。病院では先生から死を覚悟して下さいと聞いて何で子供達を置いてきてしまったのだろう。最期に会わせる事が出来ないと後悔していた。いつどうなるかわからないので出掛ける時、夜寝る時はちゃんと仲良くしてください」と私からは話した。

他の親御さん達も各々話す。皆さんの子供に対する考えを聞いてまたも涙が。

 

悩んでいるのは自分だけではない。

 

いまの私に出来る事は日常の生活を続ける事だ。