イカはいかが闘病記

脳出血で倒れたオジサンの闘病記です

リハビリ病院を退院

26日は主人の退院の日だった。

 

11時に病院に行くと約束していたのに少し遅れてしまう。

受付で手続きをしていると、主人を担当していてくれていた言語療法士の方が入り口で待っていてくれた。

2人で立ち話をしていると、主人と担当の看護師の方が台車に大量の荷物を持ってやってきた。

6ヶ月間ここでお世話になったんだと感じる荷物の数々。

看護師の方から薬や大事な書類などを受け取った後、今までの事などをみんなで話す。

主人も話しながら目には涙をためていた。

 

私の両親も病院に駆けつけてくれて挨拶をかわす。

 

昨年の11月この病院に来た時の主人はひとりで歩くことも出来ず、尿道にはカテーテルとオムツをつけていた。話していても会話がかみ合わず、主人の言いたい事がわからない事が多々あり、会話が脱線してしまう。私はこれからの事を考えると不安や焦り、怒りや悲しみなどを抱えていた。私がそう感じていたということは、当事者の主人はもっと感じていたと思う。

 

6ヶ月前にはここまで回復出来るとは想像していなかった主人の姿。

 

トイレもひとりで問題なく出来るし、杖がなくてもひとりで歩けるようになり、スマホもパソコンも何とか使えるようになったり、お金を使って買い物もできるようになった。時間はかかるけどだいぶ文字も読めたり書けるようになった。

 

本人の頑張りもあったが、色々な病院の方々に支えられたお蔭でここまで来れた。

 

「本当ありがとうございました」と思いながら病院を出発した。