イカはいかが闘病記

脳出血で倒れたオジサンの闘病記です

リハビリ病院に転院

11月中旬から下旬にかけてバタバタとしていた。

いつもの生活プラスに主人のリハビリ病院準備、主人の会社方々の面会、主人の友人と親戚の面会、子供達の体調不良、年末調整の手続き…。

毎日があっという間に過ぎ11月29日に。

 

11月29日の朝も慌ただしかった。

10 時までにリハビリ病院に私がひとりで連れて行く。

9時くらいに病院に着き、会計を済ませ、このあと必要になる書類をお願いして病室に。

病室では看護師さん研修に来ていた学生さんが主人と準備をして待っていてくれていた。

 

3ヶ月お世話になった病院。

車椅子に乗り、エレベーター前に行くとスタッフの方々から見送りを受けた。

ふと主人を見ると泣いていた。

 

主人が倒れてこの病院に運ばれた時、私は主人が生きてこの病院から出れるとはまったく思っていなかった。

それぐらい酷い状態だと先生からも告げられていたし、素人の私がみてもかなり厳しい状態だろうと。

毎日「死」を覚悟して生活していた。

でもたくさんの方々の力と本人の努力でここまで回復できた。

感謝してもしきれない。

いい事も悪い事もいままでにないくらい経験した3ヶ月。これからどう生きていくべきか考えるきっかけになった。

 

看護師さんに病院の入り口まで車椅子で連れて来てもらい、主人がひとりで立って我が家の車に乗り込む。

 

車椅子からひとりで立てるんだ…。

 

リハビリ病院へは私が車で連れて行った。

病院までの約30分間、座ってられるのか心配したけれどちゃんと座っていられた。

リハビリ病院では私の母と待ち合わせしていたので、3人で受付をして待つ。

主人は先に看護師さんに連れられて検査。

その後、私達はソーシャルワーカーの方、事務の方、薬剤師の方、栄養士の方と面談し、書類に記入した後に病室に案内された。

 

どこの病院もだけれども迷路みたいなつくりでグルグルと回って…。

ちゃんと目印を覚えていないと迷子になりそうだ。

今度の病室は個室でホテルみたい。

備え付けのタンスに大量の荷物をしまっていく。

引き出しにマスキングテープにを貼り、ここには何が入っているかわかるようにペンで記入。

部屋には洗面台があるので歯ブラシとコップやタオルなどを準備。

他にも細々とした物を準備をしていると看護師さんと主人が来た。

 

しばらく主人と母と私の3人で話していると、先生に呼ばれて診察室に。

診察室には主人と私が。

先生と私達。

私達の後ろにはこれから担当してくれる看護師、理学療法士言語療法士作業療法士、薬剤師の方々がずらっと勢揃い、主人の現状とこれからについての話し合いを。

前の病院での画像データをみて今の状態の説明を。

実際には今日の検査の結果、これから1ヶ月で様子をみてどうリハビリしていくかを決めようと。

 

改めてこれから色々人にお世話になると実感した。

 

病室に戻り看護師、理学療法士さんと面談し、書類に記入。

気がつくと14時近くに。

今日は何回住所と名前を書いたのだろう…。

主人に「頑張って」と言って病院を出た。