イカはいかが闘病記

脳出血で倒れたオジサンの闘病記です

人間万事塞翁が馬

前回より半年。季節は夏、秋を通り越して冬になり、気がつけば2020年も明日で終わり。
あっという間に過ぎてしまった。


主人は順調に回復してきている。
一瞬、「この人去年倒れて生死を彷徨った人?」と疑いたくなるくらいに。
家事は私と主人で分担し、ちょっとあやしいときもあるけれどやってくれている。
最初のころは「あれの場所はどこだっけ?」
「あれって何?」「ほらあれ。こうするやつ」とジェスチャー付きで説明され「ああ掃除機ね。掃除機はこっち」などと掃除のたびに説明していたのが、今ではひとりできっちり出来る。私が掃除するより綺麗にしてくれている。
新しい事にもチャレンジ。Nintendo Switchであつもりをプレイ出来るように。最初のうちは「これどうすればいい?」「どのボタン押すの?」と何度も何度も聞いていたが、今ではすっかり無人島生活を楽しんでいる。

 


主人曰く「11月上旬に大きなアップデートがかかったみたい。今まではわかっていた事が点と点だったものが線で繋がった」と。

 


確かにかわった。
昔の主人に戻りつつある。

 


会社の方々の強力なサポートもあり、会社復帰に向けても動き出している。
本当にありがたい。

 


私はというと、心と体のバランスが取れずにいた。
主人が退院してから今まで以上に時間や心の余裕がなく、毎日乗り越えていくことで精一杯。
日々の生活、主人の事、息子の体調不良や成績不振、娘の高校受験、家族の事…。

問題が山積みで疲れがドッと出てしまい、色々とあったがよくここまで乗り越えて来れた。

 

気を引き締めなければ。