イカはいかが闘病記

脳出血で倒れたオジサンの闘病記です

悩んでいるよりゴミを拾え

今日は息子が遠足に行く為、学校へ送り届ける。集合時間より早めに学校に着いたのでひと安心。

娘を学校に送り届ける。

 

家で主人の部屋の掃除。仕事道具や趣味の物が雑多にありなかなか片付かない。

 

用事があるので娘と早めに病院に行く。

面会に行くと主人はリハビリ中だった。

ベットに座る練習をしている最中で左側を支えられて座っていた。その間も喋っている。

言葉のチョイスや言い回しや仕草などは倒れる前の主人のまま。

「あの喋り方パパのまんまだね」と。

娘が「私の名前わかる?」と聞くと娘の名前を答える。

ちがう質問すると「それは簡単」とか「余裕だね」と話すが答えがなかなか出てこない。

しばらく時間があいて「難しすぎる」と答える。

話していると義妹が面会に来た。

「妹だけど名前わかる?」と聞いても義妹の方をみながら目を見開いている。

でも自分ら話している最中には、義妹の名前や息子の名前をスラスラ言いながら話しているが話の意味が通じない。

私が「じゃあ私はわかる?」と聞くと私を見つめてあくびをする。

「忘れているのなら今からできた嫁のイメージを植え付ければいいね」と。

「掃除も料理もしっかり出来てパパに尽くしてたよ」と笑いながら話した。

 

結婚して17年。私達夫婦にも色々な事があった。

 

これから先の事を悩んでもどうにもならない。

 

私が悩んでいるとよく主人が「悩んでいるよりゴミを拾え」と教えのような事を言っていた。

悩んで何もしないより、すぐに行動に移して出来る事をいますぐにやれと。

身体を動かすと気持ちも軽くなり、街も綺麗になるしそのゴミを拾っている間に考えもまとまったり、いいアイデアも浮かんでくるかもしれないと。一石二鳥にも一石三鳥にもなると。

「あなたは教祖様か神様か何かになりたいの」と冗談めかして話すと「俺はオレ様だ」と笑いながら話していた。

 

それから私の携帯には主人の登録名は「オレ様」に。

 

まずは悩むより出来る事を一歩一歩やっていこう。