イカはいかが闘病記

脳出血で倒れたオジサンの闘病記です

頷く

息子は体調が悪いというので駅まで送る。喉が痛いと。面会には行かせられない。

 

娘を学校に送って行く。

 

今日は私は仕事を休み、車の車検の為にディーラーへ。見積りをしてもらう。思っていた以上にかかると。

 

この車に乗って15年。

 

息子が1歳になる前に3人でここに来て、この車を買ったなと。

 

この車で京都に行った時には道に迷い細い道に入って周りの人に助けてもらったり、主人の好きな星をみに野辺山に行ったり、東京や横浜へ遊びに行ったり、子供達の部活の遠征であっちこっちに行ったりと思い出がある。

古い車だけど大事に乗ろう。

車検は後日に。

 

娘と面会に。息子とは病院で待ち合わせをして息子は車の中で待機。

2人で面会に行くとちょうどリハビリの最中だった。理学療法士の方が「だいぶ目が開いている時間が長くなりましたね」と。「いまは関節が固まらないように動かしたり、体を起こしたりしています」と。この調子だと車椅子に乗る練習も出来るかもと話していた。

今日の主人は目が開いていた。「パパ来たよ」と声をかけるとこちらを向く。

 

そして何かはなしたいように口を動かすが聞き取れない。

 

しばらくすると目を閉じるが、話しかけていると目を開きこちらを向く。

「今日はリアクションがあるね」と娘と喜んだ。

 

病院からの帰り道、娘に義妹からLINEが。

今日は私達の後から面会した時に「お兄ちゃん私の事わかる?」と聞いたら頷いたと。そして「娘と私が前に面会に来てたのわかった?」と聞いたら頷いたと。

義妹が「もし気のせいだったらごめん」と。

娘はそのLINEをみて「気のせいでも何でもいい。パパが私達の事をわかっていたら嬉しいじゃん」と言いながら大号泣していた。

 

娘を泣かすな。