イカはいかが闘病記

脳出血で倒れたオジサンの闘病記です

普通の生活

今日は息子の0限があるので学校まで送る。

車内で他愛もない会話。

朝の20分間。息子と話す。

 

息子を送って帰ってくると娘は支度をしていた。

、今度は娘を学校に。

小学校の前ではランドセルを背負った子供達が歩いている。

 

2年前まで娘もその中にいた。

 

娘は「小学生に戻りたい。だって勉強しなくていいじゃん。小学生に戻ったらちゃんと社会の授業聞いて覚える」とそんな話を聞きながら学校に送った。

 

今日は私も仕事に。

主人が倒れて2週間以上お休みをもらっていた。2週間ぶりの通勤路。

見慣れた道も道路の工事をしていたり、田んぼの稲穂が黄金色になって来ていた。

 

知らない間に時間が経っているんだ。

 

私の職場はいちご農家。主人の扶養の中で働かせてもらっている。

いま苗の植え付けや準備で忙しい中、かなり長期間お休みを取ってしまい迷惑をかけてしまった。

現状を説明した後、温かい言葉をかけてもらう。みんなの優しさを感じた。

 

ハウスの中で汗をかき、仕事をすると色んな事を忘れられる。

 

 

今日は息子と娘と私の3人で面会に。

ちょうど鼻からのチューブで栄養補給していた。頭のステープラーが外れていた。

私達が行くと目を開け、鼻の下を伸ばしたり、痛そうな顔をした。

 

「今日のパパは反応があるね」

 

それぞれに今日の出来事を話す。私達が話しているうちに寝てしまう。

 

帰る時は目を開けていた。一点をみつめて何かを探しているみたいに。