イカはいかが闘病記

脳出血で倒れたオジサンの闘病記です

挿管を外しても

水曜日の学校0限。

 

息子を学校に送って帰ってくると、娘が制服を着たままソファでうずくまっていた。

 

今日は制服を着ていたので遅刻だから行ってみようかと話す。

無理だったら迎えに行くからと。

 

11時半過ぎに義妹が来る。

私達にパンとカツサンドをお土産に来てくれた。

今までの事、これから考えなければならない事などを話す。

いまの状態で出来る事は何か、どう動けばいいのかを。

 

結局は主人の状態次第だと。

 

込み入った話も聞いてもらえたのでスッキリした。

 

 

面会は息子、娘、義妹、私の4人で。

息子は義妹が来ると思っていなかったので少しテンションが高かった。

気管内挿管が外れていて、鼻には管がついていた。

声をかけると目を開けてぎろりと周りを見渡した。

でも今の現状がまったくわかっていないような状態でキョトンとした表情。

左手を頭の上にあげ口を開けながらいびきをかいて寝ている。みんなが声をかけてもいびきをかいて寝ている。

でも「帰るね。また明日来るよ」というと目を開け見まわしたあと口をあけて寝ていた。

傷口はかなりの数のステープラーで留めてある。息子はその数を数えていた。

 

事務の方から預けていた生命保険会社の診断書をもらう。

これで生命保険の手続きを前に進める。

 

 

「管が抜けていても話せなかったね」と。

何か声が出るかもと期待していたが今日は何も起こらなかった。