イカはいかが闘病記

脳出血で倒れたオジサンの闘病記です

新人戦

本来なら今日、9月15日は息子の剣道部の新人戦だった。

 

息子は高校に入学した時、剣道部に入るのをかなり悩んだ。

剣道は好きだが上手くはない。中学3年間頑張って練習していたが試合では全く勝てなかった。

 

息子は大学受験を考えると運動部に入部せず、勉強に集中しようかと考えていた。しかし周りの方々の話を聞いたり、自分がなりたい職業には剣道部で身体を鍛えるのが一番いいのではないかと考えて入部したいと。

主人は「勉強に集中しろ」と反対していたが、息子は「勉強と部活を両立します」と約束して入部した部活。

 

主人が倒れてすぐに、学校の部活内での新人戦予選。その予選も参加せずに私達の側にいてくれてた。自分の力を試したかっただろし、親としても試して欲しかった。チャレンジさせてあげれなくて申し訳なかった。

 

 

私の両親と一緒に5人で病院へ。

娘の声に反応するらしく「来たよ」と声をかけると目を開ける。そして寝てしまう。

私の両親は1週間ぶりの面会。

「顔がすっきりしたね」と。

また娘が「帰るね」と声をかけると目を開けてしばらくすると目を閉じた。

 

病室から出ると他の患者さんの家族がいた。

初めて面会に来た方々らしい。

面会方法がわからなかったらしく困っていたので、声をかけて説明。

私は毎日2週間、この集中治療室に来ている。出来ることならこの部屋に入る方法を知りたくなかった。

 

 

私のママ友達が昨日と今日、家を訪ねてくれた。

彼女達は息子の幼稚園からのお付き合い。

家族でお付き合いをしており、勿論主人の事も知っている。

ランチや飲み会で幾度となく子供と主人の話をしてきたし、愚痴もいっぱい聞いてもらってきた。

 

 

久々に彼女達の顔を見て元気が出た。

 

 

彼女達が帰った後、数ヶ月前に彼女達との飲み会の時、主人が車で送って行ってくれた事を思い出す。

「車でみんなを飲み会の場所まで送って行ってくれないかな」と聞いた時、「いいよ。俺デキル旦那だからみんなにちゃんとアピールしないと」と話していたな。

 

あの時は元気だったのに。