イカはいかが闘病記

脳出血で倒れたオジサンの闘病記です

主人が乗っていた車を処分した

主人が倒れてからの問題のひとつに車が。

我が家には主人と私が乗る為に2台の車がある。

主人の乗っていた車は古く、私の両親から譲り受けた車だった。

前々から主人は「車を変えたい。釣り用の車でこの車だったら竿が載せられる」と広告を見ながら話していたが、私は笑いながら「ハイハイ」と言い聞き流していた。

主人の命が繋がりリハビリが上手くいって戻ってこれても、車を運転する事は現実厳しいだろう。すごく寂しいけど現実を考えるとこれが一番だと思う。

 

車の処分は私の両親にお願いすることにした。

千葉にいる私の姉も仕事の休みが取れたので一緒に来てくれるという。

 

昨日、いままでお世話になった車をガソリンスタンドでひとり洗車機にかけ、拭きあげている最中、周りに人がいなかったのでひとりで声を出しながら泣いてしまった。

 

両親達とは病院で待ち合わせた。

面会は義父、私の両親、姉、娘の5人で。

 

私は人数制限で今日初めて面会しなかった。

娘が声をかけたら目を開けたと。

聞こえて反応しているかどうかわからないけど、変化があるのは嬉しい。

 

夕食には私が作ったカレーを両親、姉、子供達と食べた。久々にキッチンに立ち料理をした。

 

食後、両親と姉が主人の車を持って行ってくれた。悔しくて寂しいけれど決めた事は後悔しない。