イカはいかが闘病記

脳出血で倒れたオジサンの闘病記です

静かな大晦日

私は仕事。

子供達はずっと家に居るので、「自分の部屋の掃除と学校から出ている冬休みの課題、テスト勉強をした後に何をしていてもいいから必ずやっておいてね」と言い残して家を出た。

 

今日こそはやっていてくれてるかなと期待しながら帰ってみると…

私が帰ってくるので急いでやった感じが。

2人共に休み明けのテストで、頑張らないとかなりまずい状況だとわかっているのに。

晦日、疲れて帰って来て雷を落とさなければならないなんて。叱る方もクタクタになる。

 

「あなた達は変わるって言っていたのにどこが変わったの?どうしたいの?」と。

「変わっていません。ゲームをやりたくてやっていました」

スマホしてました」

「まだこの状況が飲み込めないの?もう私達はあなた達に今までのような環境をあたえてあげる事は出来ない。甘えないで。あなた達が自分でやらないともっと泥沼に落ちていくよ」

 

2人に説教をしている時、主人の言葉を思いだす。

 

「やっぱり子供は母親に似る。父親より母親の方が側にいるから手本となるのが母親。母親がしっかりしていれば子供もしっかりするし、母親がしっかりしなければしない。うちの場合もあなたにそっくりでしょ。自分に似ていて嬉しいでしょ」といつも嫌味をいいながら笑っていた。

 

「あなたはいつも何とかなるって言って適当にやるけど、適当にやったら適当になるんだよ。会社で適当にやったら信用もされないし、その分周りが何とかフォローしてあげてるんだよ」と。

 

私もそれが正しいのはわかっている。

でも主人に言われるとイラッとして余計に頭に血が上ったけど。

 

確かに我が家はそうだ。2人をみていると私にそっくりだ。嫌な事は後回し、適当にやって出来なかったら開き直り。まさしく子は親の鏡。

 

「お母さんも決してあなた達に説教出来る立場じゃないんだよ。でも変わろうって話したでしょ。やってだめなら仕方がないから諦めがつくけど、やる前から逃げちゃだめだよ」と。

 

テレビも付けず、スマホを見ずに子供達は勉強を。私はおせち作りと年越しそばの準備を。

 

息子は学校からの課題とタブレットで動画を見ながら勉強。

特に数学と英語。

数学は自信があるが、英語は…。

前々からスタディサプリで自分で勉強していたが、どうやって進めていけばいいのかわからずにいた。お金もかかるけど、どうしても自分の志望大学は受かりたいというので合格特訓コースに申込んで勉強している。

あとは自分がやる気を出してやるだけだ。

 

娘は勉強はちょっと苦手だ。

今日は数学。

問題集をやってもわからないと言って手が止まる。

まずはどこがわかるかわからないかをみつけて教えだす。

現役の息子が「俺が教えてあげるからお母さん違うことやって」と。

娘はわからなかった時はやる気がない感じだったが、わかるようになると積極的に問題を解く。

やっぱりわかるようになるのは楽しいと。

その感覚をもっともっと増やして欲しい。

 

息子に「何で数学の勉強は出来たの?」と聞くと「数学はルールを覚えてその通りに解けば解けるし、図形の問題もLEGOで考えていたから考えやすかった。でも塾で俺もスゲー苦労してだんだよ。お母さん遊んでると思ってだでしょ」と。

初めて聞いた話。

息子も言葉には出さないが色々とため込んでいたんだな。

 

年越しそばを食べながら今年を振り返る。

息子が「お母さん宝くじ買うって言ったのに買わなかったの?人間はいい事と悪いこととのバランスが取れているから、今年はあまりにも酷かったから宝くじ1等当たるかもって言ってたじゃん」と。

確かに言った。それぐらいないと私達の運のバランスが取れない。

「買うのすっかり忘れてた。お正月用品買ったよ」と。

 

 

そして

病院に面会に来て頂いた方々、このブログを見て主人の事を心配してくださる皆様。

 

本当にありがとうございます。

 

主人も当初予想していた状況から、かなりよくなりリハビリを毎日頑張っています。

本人は会社に復帰したいという目標をかかげていますが、どうなるかわかりません。

 

私達に出来る事は、いま出来ること思った事はチャレンジして悔いのない様に生きていく事だと思っています。

 

あとはケセラセラと。

 

2020年もよろしくお願いします。