イカはいかが闘病記

脳出血で倒れたオジサンの闘病記です

3回目の手術

今日は3回目の手術。

 

朝9時30分からの手術だったので、8時40分には義妹と私が病室にいた。

手術に行く前に荷物をまとめる。

 

時間があったので3人でしばらく話す。

 

途中主人の弱気な発言もあったけど「弱気になるな。あなたがいま出来る事は、子供達の為に生きて戻ってきて。手術が終わった時には子供達が側にいるから」と。

「頑張る」と言って手を振った。

 

時間通り手術室に向かった。

 

手術の間はICU横の待合室で待つ。

 

ここにいると様々な家族の様子が目に入ってきてしまう。

生と死の境目。

自分がこの立場にならなければ、想像が出来てもこの世界があると実感しなかった。

これもまた日常なんだ。

 

待ち時間の間に息子と娘を学校に迎えに行く。

16時過ぎ、そろそろ手術が終わってもいい時間だと話していると、看護師さんから「手術が無事に終わりました。あと少しメディカルチェックをして面会できますよ」と。

手術時間は予定通りだった。

手術後の先生からのお話も「悪い血管の部分は対処出来ました。この血管が原因での再発はないでしょう。」と。

 

皆慣れた手つきでICUに入る。

主人は血圧や心拍数などモニタされ、口には酸素マスク、頭は包帯が巻かれ、頭の両サイドには頭の中の血液が溜まっているパックが置かれていた。

「みんなわかる?」と聞くと「わかる」と。

「子供達いるよ」と言うと両目を見開いてみていた。

「また明日来るからゆっくり休んで」と言うと頷く。

 

帰りのエレベーターの中で主人の髪型の話題に。

頭が坊主になっていた。

1回目の手術の時は左側だけ坊主になりモヒカン。

2回目の手術はカテーテル手術だったので、髪型は変化がなかったけれど、頭蓋骨が入っていなかったので左側だけ頭が陥没。

3回目は5輪刈りと言われている剃る手前の坊主頭に。

「パパ頭丸めてたね」と言いながら帰った。