イカはいかが闘病記

脳出血で倒れたオジサンの闘病記です

障害

今日は土曜日。

でも息子は学校で授業があったので、同じ方面の両親に息子を学校まで送ってもらいながら両親は帰っていった。

娘は午前中は部活なので歩いて部活に行く。

 

午前中、私と姉と2人で色々と話した。

 

息子を迎えに学校まで行く。

帰り道、前の車がしきりに窓から手を出している。

「前の車、雨が降っているのか確認したいのかな」と思っていたらママ友の車だった。

こちらも気がつき手を振り返した。

 

午後から姉と2人で面会に。

姉は主人と会うのは1か月ぶり。姉が前に見た姿の時は頭にガーゼを当てていて、管が挿入されていて常で血圧や呼吸や心拍をモニタされていた状態だった。

久々にあってビックリしていた。

1か月でこんなになるのかと。

見た目は左側の頭が大きく陥没している以外は、前の主人だ。心配していた右手右足も本人曰く「上手く動かす事が出来ない」と言っているが周りから見ると動かす事ができている。

あとはリバビリでどこまで身体の回復が出来るか。歩く事が出来る様になるのか、身の回りの事が出来るのか…。

 

主人の脳の機能障害は失語症と記憶障害があり、話をしていても噛み合わない事が多い。

自分の名前は言えるが歳を聞かれてもわからない時もあるし、自分のいる場所(病院)がわからない事もある。

家族の事は覚えているが、会社の人、仕事、友人関係の事は覚えていたりいなかったり。

覚えていない事の方が多い。

話をしていても何を伝えたいのかわからない。

 

姉が主人に話しかける。

 

「私の事わかる?」と聞くと「ちょっと待って下さい。浮かんでいるけれど出てこない」と。

ヒントだよと言って姉が自分の名前の2文字を言うと最後の一文字を言えた。

そこからは姉が主人に話しかけて「子供達の為にリバビリ頑張んなよ」などと話しかけると「わかりました」などと答えていた。

その間私が主人の点滴や布団をしっかり掛けてなど世話を焼いていると「お義姉さんの前だからってちゃんとやっているってしなくてもいいよ」と笑いながら言った。

お姉ちゃんの事わかるんだと。

倒れる前の姉に対する態度と同じだった。

 

2人で病院から帰る時に話しをした。

 

家に帰り夕飯のハンバーグをみんなで食べて千葉に帰る姉を見送った。

遠くから来てくれてありがとう。