イカはいかが闘病記

脳出血で倒れたオジサンの闘病記です

青い缶とピカルディとコーヒーゼリーと。

今日の朝は早かった。

息子は部活で泊まりの遠征の為、学校に5時30分集合。

5時に家を出る為4時30分に起床。

予定通り、5時に家を出る。

学校に行く前にコンビニで息子の朝食と昼食、私の昼食を買う。

学校に着いた時、外は真っ暗で門も閉まっている。

「駐車場で誰か来るの待ってる?」と聞くと「いい。お母さん仕事でしょ?」と。

「じゃあ気をつけて」と言い、先程来た道を折り返す。

真っ暗で小雨も降っている。

バイパスなのに車の通りは少ない。

考え事にはちょうどいい時間。

 

家に着き洗濯や片付けなどをしていると娘が起きて来た。

「お兄ちゃんはもう行ったの?」

「学校まで送ってきたよ。今日は2人だけだし、夕飯外で食べる?」

「考えとく」

そんな会話を交わし支度をして娘は部活、私は仕事へ。

 

仕事から帰ってくると、娘とモコがソファで寝ていた。

「外食やめようか?」

「もう少し寝てから行きたい」

しばらくして娘も起き外食へ。

「せっかくだから買い物して行く?」

「いいよ」

車内でテストの話題になった。

「テスト返って来たの?」

「お母さん聞いて数学は出来たよ。あとは…」

数学が息子が教えてくれたおかげか出来ていた。

「わかっていた問題だったけどミスしちゃった」

「出来る問題をミスしないようにする為に、何が必要か考えて。それが勉強だよ」

 

店に着くと店内は混んでいた。

物色しながら歩く。

「あっフライングタイガーだ」

このお店にはかなり思い出がある。

子供達がまだ小学低学年の頃、4人で京都と大阪に旅行に行った時、まだ日本上陸してまもないアメリカ村の店舗に。かわいい雑貨が売っていて娘と私は夢中になって買っていたが、主人と息子はつまらなそに路上で待っていたな。

数年後、表参道に出来ると聞いてオープンしてすぐ行ったし、何度も家族で行った店。

アメリカ村の時は「 タイガーコペンハーゲン」だったが東京に進出するにあたって「フライングタイガー」に店名が変わったが、我が家ではしばらくタイガーコペンハーゲンと呼んでいた。

ここでは我が家は毎回、青い缶のクッキーとエコバッグを買う。レジに持っていくと娘が「あのバッグ、パパのバッグ」だと。主人が買ったバッグは値引きされていた。家族で最後に行ったのはいつだったんだろう。

また店内を散策。

個々に店内を見て回る。

「お母さんコップが欲しかった。お店あるかな?」

我が家のコップはDURALEXのピカルディをサイズ違いで揃えている。

雑に扱っても割れないコップだが、主人が入院して3個割ってしまった。

「ネットで買った方が安いけど3個だけ欲しいんだよね」コップ売り場で無事見つけて購入できた。

 

かなり時間が経ってしまった。

「ここで食べてく?それともどこか行く?」

「お肉が食べたい」

「じゃあびっくりドンキーブロンコビリーに行こう。どっち?」

「ママが決めていいよ」

即決でブロンコビリーに。

ブロンコビリーコーヒーゼリーが主人も私も好きだ。

店内で案内されると娘が「この席にパパと座って食べた」寂しげに言う。

「そうかじゃあ寂しいだろうからあそこのやつ、好きなだけ食べな。お父さんの分まで食べ尽くしていいよ」というと娘が

「好きなだけって、あれサラダバーじゃん。食べきれないよ」と笑いながら言った。

 

娘の笑顔が見れると安心する。